AI活用

ComfyUIの使い方|基本ノードで最初の画像を生成する手順

ComfyUIのノード・ポート・リンク・Queueの見方、モデル配置、最小text-to-imageワークフロー、再現用設定、代表エラーを解説します。

この記事の目次
  1. 結論:左から右へデータの流れを追う
  2. ComfyUIの基本用語
  3. 準備するもの
  4. 最小workflowのノード入出力表
  5. 最初の画像を生成する手順
  6. 1.checkpointを選ぶ
  7. 2.positive promptを書く
  8. 3.negative promptを書く
  9. 4.画像サイズを決める
  10. 5.KSamplerを設定する
  11. 6.Queueへ追加する
  12. 再現用に記録する設定値
  13. 設定を変える順番
  14. 代表的なエラーの切り分け
  15. 初回の確認チェックリスト
  16. まとめ

ComfyUIは、画像生成の処理をノードで組み立てるインターフェースです。最初は複雑に見えますが、「モデルを読む」「文字を条件にする」「ノイズを用意する」「サンプリングする」「画像へ戻す」「保存する」の順に追えば理解できます。

この記事では、ノード、ポート、リンク、Queueの基本、モデルの準備、最小text-to-image workflow、再現用設定、エラーの切り分けを解説します。

対象範囲:基本ノードで1枚生成するところまでです。Custom Nodes、LoRA、ControlNet、動画生成、モデル学習は扱いません。

情報確認日:2026年7月17日(日本時間)

結論:左から右へデータの流れを追う

[Load Checkpoint]
  ├─ MODEL ───────────────┐
  ├─ CLIP → [Positive] ───┤
  │       → [Negative] ───┤
  └─ VAE ─────────────┐   │
                      ↓   ↓
[Empty Latent] → [KSampler] → [VAE Decode] → [Save Image]

各リンクにはMODEL、CLIP、CONDITIONING、LATENT、VAE、IMAGEなどの型があります。原則として、同じ型の出力ポートと入力ポートをつなぎます。

スポンサーリンク

ComfyUIの基本用語

用語 意味
Node モデル読み込み、エンコード、生成など1つの処理
Port データの入力・出力口。型ごとに色や名前がある
Link ノード間でデータを渡す線
Workflow ノードと接続、設定値をまとめた生成手順
Queue workflowを実行待ちへ追加する仕組み
Seed 初期ノイズを決める値。再現性の手掛かり
Checkpoint 生成モデルの重みを含むファイル

準備するもの

  • 公式手順に沿って導入したComfyUI
  • 利用条件を確認して正規に取得したcheckpoint
  • モデルを読み込めるメモリとストレージ
  • 出力画像を保存する空き容量

対応OS、GPU、Python、デスクトップ版・手動導入の条件は更新されます。インストール時は公式のSystem requirementsと自分の環境向け手順を確認してください。

モデルの注意:checkpointごとに商用利用、再配布、生成物の扱い、必要な追加ファイルが異なります。ファイル名だけで判断せず、配布元とライセンスを確認してください。

最小workflowのノード入出力表

ノード 入力 出力 役割
Load Checkpoint checkpoint名 MODEL、CLIP、VAE モデル一式を読み込む
CLIP Text Encode(positive) CLIP、prompt CONDITIONING 描きたい内容を条件化
CLIP Text Encode(negative) CLIP、negative CONDITIONING 避けたい傾向を条件化
Empty Latent Image 幅、高さ、batch LATENT 生成する潜在画像の大きさを用意
KSampler MODEL、条件、LATENT、seedなど LATENT ノイズから潜在表現を生成
VAE Decode LATENT、VAE IMAGE 潜在表現を画像へ戻す
Save Image IMAGE、prefix 保存結果 画像を出力ディレクトリへ保存

最初の画像を生成する手順

1.checkpointを選ぶ

Load Checkpointノードで利用するモデルを選択します。リストに出ない場合は、配置場所、拡張子、再読み込み、起動ログを確認します。

2.positive promptを書く

a small reading room, wooden desk, warm morning light,
clean composition, soft shadows

最初は主題、場所、光、構図を短く書きます。長い修飾語を増やす前に、1要素ずつ変更して効果を確認します。プロンプト設計の基本はAIプロンプトの書き方も参考になります。

3.negative promptを書く

text, watermark, logo, blurry

negative promptの効き方はモデルとworkflowによって異なります。何でも列挙せず、実際に起きた問題へ対応する語を追加します。

4.画像サイズを決める

Empty Latent Imageで幅、高さ、batch sizeを設定します。モデルが想定する解像度から始め、大きな画像や複数枚は基本生成が成功してから試します。

5.KSamplerを設定する

seed、steps、CFG、sampler、scheduler、denoiseを設定します。初回はworkflowの既定値を使い、同じseedで1項目ずつ変更します。

6.Queueへ追加する

Queueボタンまたは対応ショートカットで実行します。進行中のノードが強調され、完了するとPreviewやSave Imageへ画像が渡ります。失敗時は、画面通知と起動したターミナルのログを確認します。

再現用に記録する設定値

項目 記録例
ComfyUI 版またはcommit
Checkpoint ファイル名、配布元、hash
Prompt positive全文
Negative negative全文
Size 幅×高さ、batch
Seed 固定した数値
Steps・CFG 実行時の数値
Sampler・Scheduler 選択値
Workflow JSONまたは生成PNG

ComfyUIでは生成画像にworkflow情報を含められる場合があります。ただしSNSや画像最適化処理でmetadataが削除されることがあるため、workflow JSONも別に保存します。

設定を変える順番

  1. promptの主題
  2. 構図とカメラ距離
  3. 光と時間帯
  4. seed
  5. steps・CFG
  6. sampler・scheduler
  7. 画像サイズ

同時に多数の値を変えると、どれが結果へ影響したか分かりません。同じworkflowを複製し、変更点を1つにします。

代表的なエラーの切り分け

症状 確認点
モデルが一覧にない 配置場所、対応形式、再読み込み、起動ログ
赤いノードがある 接続切れ、必須入力、存在しないcustom node
型が合わず接続できない ポート名とデータ型、逆方向の接続
メモリ不足 画像サイズ、batch、モデル規模、他アプリ
画像が黒い・崩れる checkpointとVAEの互換、workflow、設定範囲
結果を再現できない seed、モデルhash、全設定、追加ノード、版
Queueが進まない 先行ジョブ、起動ログ、停止したノード

初回の確認チェックリスト

  • 公式手順でComfyUIを導入した
  • モデルの配布元とライセンスを確認した
  • Load CheckpointからSave Imageまで線がつながっている
  • すべての必須入力が埋まっている
  • 1枚・基本解像度から始めた
  • 生成後にworkflowと設定値を保存した
  • エラー時に画面とターミナルの両方を確認した

まとめ

ComfyUIは、ノード間を流れるデータ型を理解すると読みやすくなります。Load Checkpoint、Text Encode、Empty Latent、KSampler、VAE Decode、Save Imageの順に追い、まず既定に近い最小workflowを成功させてください。

結果を比較するときは、モデル、workflow、prompt、seed、steps、CFG、sampler、sizeを記録し、1項目ずつ変更します。

スポンサーリンク