ComfyUIでLoRAを使うには、対応するLoRA fileを所定のdirectoryへ置き、Load LoRAノードをcheckpointから出るMODELとCLIPの間へ接続します。効果はLoRAごとに異なるため、同じseedで強度0・0.5・0.8・1.0を比較します。
この記事では、base model互換性、file配置、node接続、trigger word、model・CLIP強度の記録、効かない場合の切り分けを解説します。
情報確認日:2026年7月18日(日本時間)
結論:base modelを合わせ、LoRA以外を固定して比較する
- LoRAの配布元・base model・licenseを確認する
ComfyUI/models/lorasへ配置する- Load LoRAをMODELとCLIPへ接続する
- 必要なtrigger wordをpromptへ加える
- 同じseedで強度だけを変えて採用値を決める
LoRAで変えられるもの
LoRAは、base modelへ比較的小さな追加weightを適用し、style、character、costume、objectなど特定の傾向を加えるために使われます。checkpoint全体を置き換えるものではありません。
| 項目 | checkpoint | LoRA |
|---|---|---|
| 役割 | 生成の基盤 | 基盤へ特定傾向を追加 |
| file size | 比較的大きい | 一般に小さい |
| 互換性 | model系統を決める | 対応base modelが必要 |
| 設定 | 1つをloaderで選択 | strengthと必要ならtriggerを指定 |
base modelの互換性を確認する
LoRAのModel Cardで、どのmodel系統を前提にしているか確認します。異なるbase用LoRAは、選択できても効果不足や破綻の原因になります。
name:
source_url:
author:
base_model:
file_name:
sha256:
license:
commercial_use:
trigger_words:
recommended_strength:
checked_at:
LoRAファイルを配置する
- 配布元、作者、license、hashを確認する
- fileをvirus scanし、拡張子と実体を確認する
ComfyUI/models/lorasへ保存する- ComfyUIを再読み込みし、Load LoRAの一覧へ表示されるか確認する
folderを分ける場合は、workflowで選択したpathと実fileが一致するか確認します。配布元が不明、licenseが空欄、hashが一致しない場合は利用を止めます。
Load LoRAノードを接続する
Load Checkpoint
MODEL ─→ Load LoRA ─→ KSampler
CLIP ─→ Load LoRA ─→ CLIP Text Encode
Load LoRA
- lora_name
- strength_model
- strength_clip
LoRA適用後のMODELをsamplerへ、適用後のCLIPをpositive・negativeのText Encodeへつなぎます。checkpointのCLIPを直接Text Encodeへつないだままだと、CLIP側の効果が反映されません。
trigger wordをpromptへ入れる
作者がtrigger wordを指定している場合は、綴りと区切りをModel Cardどおりに試します。すべてのLoRAにtrigger wordが必要とは限りません。推測で別作品名や人物名を追加しないでください。
強度を同じseedで比較する
LoRAなしを基準にし、他の条件を固定します。
固定するもの
- checkpoint・VAE
- prompt・negative prompt
- seed
- sampler・scheduler・steps・CFG
- width・height
- 他のLoRA・ControlNetは外す
変えるもの
- strength_model
- strength_clip
| 強度 | 確認目的 | 記録すること |
|---|---|---|
| 0 | baseの基準画像 | LoRAなしの顔・色・構図 |
| 0.5 | 弱い適用 | 特徴が見えるか |
| 0.8 | 中程度の適用 | 狙いと破綻のbalance |
| 1.0 | 強い適用 | 過剰な固定・artifact |
これは比較用の開始値で、推奨値ではありません。作者の案内と結果を基に、0.1〜0.2刻みで狭めます。
比較グリッドの採点
strength,feature_match,anatomy,color,background,artifact,decision
0.0,1,5,5,5,5,base
0.5,3,5,5,5,5,候補
0.8,5,4,4,4,4,採用
1.0,5,2,3,3,2,過剰
顔だけでなく、手、背景、色、線、不要な文字、同じ構図への固定も100%表示で確認します。
LoRAが効かないときの確認順
- LoRAが一覧へ表示されているか
- base modelの系統が一致しているか
- Load LoRA後のMODELとCLIPを使っているか
- strengthが0になっていないか
- 必要なtrigger wordを正しく入れたか
- 他LoRA・ControlNet・promptの干渉を外したか
- 配布元の推奨workflowとversionを確認したか
原因を探すときはLoRAを1つだけに戻し、低解像度・batch 1で比較します。workflowの保存・共有方法はComfyUIの基本を参照してください。
安全・権利面のチェック
- LoRAのlicenseが予定用途を許可しているか
- base model側のlicenseも確認したか
- 実在人物や第三者characterを無断で利用していないか
- 配布元とhashを制作記録へ残したか
- 生成画像を公開前に類似性・ロゴ・人物について確認したか
よくある質問
strength_modelとstrength_clipは同じにしますか?
まず同じ値で基準を作り、作者の推奨がある場合はそれに従います。片方だけ変える場合は結果と目的を記録します。
複数LoRAを同時に使えますか?
使えるworkflowはありますが、最初は1つずつ確認します。複数を重ねると互換性、強度、promptの干渉を切り分けにくくなります。
LoRAを使えば同じcharacterを完全に固定できますか?
保証されません。seed、prompt、参照画像、構図制御なども影響します。画像生成環境の比較は画像生成AIツール比較も参考になります。
まとめ
ComfyUIでLoRAを使うときは、base model、license、hashを確認し、Load LoRAをMODELとCLIPの両方へ接続します。trigger wordは作者の案内がある場合だけ正確に使います。
同じseedで0・0.5・0.8・1.0を比較し、特徴だけでなく破綻や不要な固定も採点してください。promptの基本はAIプロンプトの書き方を参照してください。