ComfyUIのworkflowは、ノード配置、接続、設定値をJSONとして保存・共有できます。また、workflow情報をmetadataに含む生成画像から読み込める場合もあります。ただし、checkpoint、VAE、LoRA、ControlNet、custom node本体はJSONへ同梱されません。
この記事では、配布workflowを読み込み、missing nodeとmodel不足を解消し、依存関係と変更履歴を付けて再保存する手順を解説します。
情報確認日:2026年7月18日(日本時間)
結論:読み込み前にJSON・モデル・custom nodeを分けて確認する
- 配布元と利用条件を確認する
- JSONまたはmetadata付き画像を読み込む
- missing nodeと不足modelを一覧化する
- 信頼できる依存だけを個別に追加する
- seed・sampler・解像度と変更履歴を付けて保存する
ComfyUIのworkflowが保持する情報
| 含まれるもの | 通常含まれないもの |
|---|---|
| node typeとID | checkpoint本体 |
| nodeの位置・サイズ | VAE・LoRA・ControlNet本体 |
| port間のlink | custom nodeのPython code |
| widgetの設定値 | licenseや配布条件 |
| 選択中model名の参照 | 同名modelが同一である保証 |
JSONにmodel.safetensorsという名前があっても、model file自体は別に取得・配置する必要があります。同じfile名でも内容が違う可能性があるため、配布元とhashを記録します。
{
"nodes": [
{
"id": 1,
"type": "CheckpointLoaderSimple",
"widgets_values": ["example-model.safetensors"]
},
{
"id": 2,
"type": "KSampler",
"widgets_values": [123456, "fixed", 24, 7, "euler", "normal", 1]
}
],
"links": []
}
これは構造を説明する模式例であり、完全なworkflow exportではありません。schemaやnode propertyはComfyUI version・extensionにより異なります。
JSONと画像からworkflowを読み込む
JSONを読み込む
- 現在のworkflowを保存する
- 配布JSONをtext editorでも開き、見覚えのないnode名を確認する
- ComfyUIのWorkflowsメニューからOpenを選ぶか、canvasへdrag and dropする
- 読み込み直後はQueueせず、赤いnodeや警告を確認する
生成画像から読み込む
ComfyUIで生成され、workflow metadataが残っている画像は、canvasへdrag and dropするとworkflowを復元できる場合があります。SNSや画像編集、再圧縮でmetadataが削除されている場合は復元できません。
注意:画像にworkflowが入っていても、使用model、LoRA、custom nodeを安全に入手できるとは限りません。画像を読み込んだだけでQueueを実行しないでください。
missing nodeとmodel不足を解消する
node名・repository・versionを確認する
missing nodeがある場合は、node名だけで検索して無差別にinstallせず、次を確認します。
- 配布者が示した公式repository URL
- maintainerと最終更新
- 必要なComfyUI version
- install時に追加される依存package
- file・network・commandへアクセスするcode
- 既知のissueとlicense
custom nodeは実行codeです。信頼できないものは本番データや秘密情報のない隔離環境で調査し、不要なら代替の標準nodeへ置き換えます。
checkpoint・VAE・LoRAを対応付ける
dependency_type,name,source,version_or_hash,license,path,status
checkpoint,example-model,official-url,sha256...,確認済み,models/checkpoints,ready
vae,example-vae,official-url,sha256...,確認済み,models/vae,ready
lora,style-lora,official-url,sha256...,要確認,models/loras,blocked
custom_node,example-node,repository-url,commit...,license,custom_nodes,review
licenseが不明なfileは、動作しても公開・商用利用へ進めません。base modelの系統が違うLoRAやControlNetは、読み込めても期待どおり動かない場合があります。
workflowを再現可能な形で保存する
再現設定を固定する
- checkpoint・VAE・LoRA名とhash
- positive・negative prompt
- seedと生成後のseed制御
- sampler、scheduler、steps、CFG
- width、height、batch size
- ComfyUI versionとcustom node commit
seedだけ固定しても、modelやsampler、環境が違えば同じ画像になるとは限りません。比較する項目以外を固定し、変更を1つずつ加えます。
変更履歴を残す
version,date,change,reason,result,reviewer
v0,2026-07-18,配布版を読み込み,基準作成,未実行,editor
v1,2026-07-18,missing nodeを標準nodeへ置換,未知code回避,生成成功,editor
v2,2026-07-18,steps 20→24,輪郭比較,採用,designer
配布元の原本、動作確認済み版、編集版を別名で残すと、更新後に戻せます。JSONと依存一覧を同じdirectoryで管理します。
配布workflowを安全に扱うチェックリスト
- 配布ページと作者を確認したか
- JSONを読み込む前に現在のworkflowを保存したか
- missing nodeを一覧化したか
- custom nodeのrepositoryとcodeを確認したか
- model・LoRAのlicenseとhashを記録したか
- 秘密情報や個人画像のない環境で試したか
- 初回は低解像度・batch 1で実行したか
- 原本と変更版を分けたか
ComfyUIの基本操作はComfyUIの使い方を先に確認してください。
よくある質問
workflow JSONだけで同じ画像を作れますか?
通常は不十分です。同じmodel、VAE、LoRA、custom node、version、seedなどの条件が必要です。GPUや実装差で完全一致しない場合もあります。
missing nodeを自動installしてよいですか?
おすすめしません。custom nodeはcodeを実行します。配布元、repository、依存、権限を確認し、必要なものだけ追加します。
画像からworkflowを読み込めないのはなぜですか?
metadataが削除されている可能性があります。元のComfyUI生成画像またはJSONを配布者へ確認します。画像生成ツール全体の比較は画像生成AIツール比較を参照してください。
まとめ
ComfyUIのworkflow JSONはnode、link、設定値を共有できますが、modelやcustom node本体は別です。読み込み直後に実行せず、missing node、model、license、hashを確認してください。
原本、依存一覧、動作版、変更履歴を一緒に残すと再現しやすくなります。未知codeや秘密情報の扱いはAIを安全に使う方法も参考になります。