Codex Skillsを探すと、旧GitHubカタログと現在のPluginディレクトリが混在して見つかります。
この記事では、現在の公式配布先であるOpenAI Pluginsを基準に、Web開発で使いやすい拡張と安全な導入方法を解説します。
情報確認日:2026年7月11日(日本時間)
結論:現在はopenai/pluginsを入口にし、必要なSkillだけをPlugin経由で追加する
この記事の結論
- CodexのSkillは、特定作業の手順・参考資料・スクリプトを必要なときだけ読み込む仕組み
- 旧
openai/skillsは非推奨となり、現在の公式例はopenai/pluginsへ移っている - Web開発にはbuild-web-apps、デザイン連携にはfigma、公開にはnetlifyが実用的
- Codex CLIでは
/plugins、デスクトップではPlugins画面から内容を見て導入できる - PluginはSkillsだけでなくMCP・Hooks・接続先を含む場合があるため、権限とデータ送信先を確認する
Codex Skillsとは?
CodexのSkillは、繰り返し使う開発手順をSKILL.mdと補助ファイルへまとめたものです。Codexは最初にSkillの名前と説明だけを把握し、作業に合うと判断したときに全文を読み込みます。明示的にSkillを指定することもできます。
現在は、Skill単体をGitHubからコピーするだけでなく、複数SkillsやMCP接続をまとめたPluginとして配布する流れが中心です。個人・リポジトリ内の小さな手順はSkill、チームや他ユーザーへ配るまとまった機能はPlugin、と考えると整理しやすくなります。
SkillとPluginの違い
| 比較点 | Skill | Plugin |
|---|---|---|
| 内容 | SKILL.md、scripts、references、assetsなど | 1つ以上のSkills、MCP、Apps、Hooks、資産など |
| 向いている範囲 | 個人・1リポジトリの作業手順 | チーム配布、複数機能、外部サービス連携 |
| 導入 | 所定フォルダまたはskill-installer | Plugins画面やCLIのplugin browser |
| 権限 | Codexホストの権限に従う | 加えて外部ConnectorやMCPの権限を確認 |
| 更新管理 | Gitやローカルファイルで管理 | MarketplaceとPlugin単位で管理 |
旧openai/skillsはどうなった?
以前のCodex向け記事では、GitHubのopenai/skillsにある.system、.curated、.experimentalからSkillを選ぶ手順がよく紹介されていました。現在、このリポジトリのREADMEには非推奨であることが明記され、最新のSkill・Plugin例はopenai/pluginsを使うよう案内されています。
古い記事の$skill-installer gh-address-commentsなどが直ちにすべて使えなくなるとは限りませんが、新しく環境を作る場合は公式Pluginsディレクトリと現在のCodexドキュメントを基準にしてください。
GitHub検索で古いopenai/skillsが上位に出る場合があります。READMEの非推奨表示、最終更新、移行先を確認してから導入してください。
OpenAI Plugins GitHubの見方
openai/pluginsでは、各Pluginがplugins/<name>/へ置かれ、.codex-plugin/plugin.jsonで名前、説明、権限、Skillsの場所などを定義しています。READMEで概要を見た後、PluginごとのマニフェストとSkillsを確認します。
- plugin.json:名称、説明、バージョン、機能、Skillsの場所
- skills/:実際にCodexへ読ませる手順
- .mcp.json / .app.json:外部サービスやアプリ連携
- hooks.json:自動実行されるコマンド
- scripts/:ローカルで動くコード
- license:利用・改変・再配布の条件
Web開発者におすすめのCodex Plugins
build-web-apps:Webアプリを設計・実装・確認する
build-web-appsは、フロントエンド資産、ブラウザテスト、UIコンポーネント、決済、データベースなどを扱うOpenAI公式Pluginです。WebサイトやSaaSの試作から、既存アプリの画面追加まで幅広く使えます。
- ブラウザで実装結果を確認する
- shadcn/uiなどのUI部品を組み立てる
- Stripe連携の方式を選ぶ
- Supabase/Postgresのデータフローを検討する
- 生成画像や視覚資産をUIへ組み込む
Pluginが対応するサービス名を見ただけで、プロジェクトへ依存を追加しないでください。既存スタック、ライセンス、運用コスト、データ保管方針を確認して選びます。
figma:デザインとコードをつなぐ
figmaPluginは、Figmaのデザインを読み取り、Code to Canvas、Code Connect、デザインシステム規則などを扱う用途向けです。スクリーンショットだけから推測するより、Figmaの構造・コンポーネント・トークンを参照して実装したい場合に適しています。
- Figmaノードから画面構造を読み取る
- 既存コンポーネントとの対応を考える
- デザインシステムのルールをコードへ反映する
- 実装をFigma側へ可視化する
- デザインとコードの差分を確認する
netlify:ビルドとプレビュー公開を整える
netlifyPluginは、Netlifyを使うWebプロジェクトの設定、ビルド、プレビュー、公開フローを扱う場合に向きます。最初から本番公開を任せず、まずデプロイ設定の確認やプレビューURL作成に使います。
notion:要件・調査・会議情報を開発へ接続する
notionPluginは、Notionにある仕様、タスク、会議メモ、調査結果を参照し、実装計画や更新内容へつなぐ用途に向きます。外部Connectorを利用する場合は、参照できるページと書き込み権限を絞ります。
remotion:Reactから動画を生成する
remotionPluginは、Reactベースの動画生成やレンダリング作業を支援します。製品デモ、OG動画、データ可視化動画など、コードで再現可能な動画を作る場合に使えます。
expo:React Nativeアプリを開発する
expoPluginは、Expo・React Native、SDK更新、EAS、モバイルアプリ開発フローに向きます。Web中心のプロジェクトへ無理に入れるのではなく、モバイルコードベースで使います。
Codex Security:承認済みコードをセキュリティ確認する
CodexのPluginディレクトリでは、Codex Securityを使ったコードスキャンも案内されています。一般的なコードレビューとは分け、対象範囲、脅威モデル、根拠、誤検知確認を行うセキュリティ専用フローとして使います。
目的別の選び方
| やりたいこと | 候補 | 導入前に確認すること |
|---|---|---|
| Web画面を作る | build-web-apps | 既存フレームワーク、UIライブラリ、ブラウザ確認 |
| Figmaを実装する | figma | 対象ファイル権限、コンポーネント対応、トークン |
| プレビュー公開する | netlify | Site権限、環境変数、本番とPreviewの分離 |
| 仕様をNotionから読む | notion | 参照ページ、個人情報、書き込み権限 |
| Reactで動画を作る | remotion | レンダリング時間、フォント・素材ライセンス |
| Expoアプリを作る | expo | SDKバージョン、EAS認証、端末テスト |
| セキュリティを確認する | Codex Security | 対象許可、機密データ、結果の人間検証 |
Codex CLIからPluginを導入する
Pluginブラウザを開く
codex
/plugins
PluginブラウザではMarketplaceごとに一覧を切り替え、詳細を開いてインストール・無効化・削除を行えます。導入後は新しいセッションを開始して、追加されたSkillsやツールを使います。
インストール前に詳細を見る
- OpenAI製か、ワークスペース提供か、個人Marketplaceか
- 追加されるSkillsと説明
- MCPやConnectorの接続先
- Hooksやブラウザ拡張の有無
- Read・Writeなどの能力
- 認証が必要な外部サービス
明示的にPluginやSkillを指定する
インストール後、通常の依頼でCodexに選ばせるほか、UIで@やSkill選択を使って対象を明示できます。重要な作業では、「このPluginのこのSkillを使う」と指定し、実行手順を確認します。
デスクトップ・IDEで導入する
ChatGPTデスクトップアプリ
WorkまたはCodexのPlugins画面を開き、OpenAIタブなどからPluginを選択します。外部Connectorが必要なものは、インストール時または初回利用時に認証を求められます。
IDE拡張
IDE拡張のSettingsからPluginsを開き、接続中のCodexホストへ導入します。インストール後に新しいチャットを開始します。
Skill単体を扱う場合
自分のリポジトリだけで使う小さな手順は、.agents/skills/へSkillを置けます。Codexの組み込み$skill-creatorで作成し、必要に応じて$skill-installerで既存Skillを導入します。
$skill-creator
$skill-installer linear
ただし現在の公式配布はPluginが中心です。古いGitHub URLを無条件にインストールするより、現在の公式Marketplaceに同等のPluginがないか先に確認します。
Pluginを安全に評価する
1. 読み取りだけの依頼で始める
コード説明、設定確認、実装計画など、書き込み不要のタスクから試します。外部Connectorも最初は読み取り範囲を狭くします。
2. 実行計画と差分を確認する
依存追加、ファイル作成、外部API、デプロイなどを行う場合は、実行前に計画を出させます。変更後はGit差分とコマンド履歴を確認します。
3. 決定的なテストを別に通す
Pluginの説明や自己評価だけで完成と判断せず、Lint、型チェック、単体テスト、E2E、ビルドを実行します。
4. データ送信先を確認する
ConnectorやMCPを使う場合、入力が外部サービスへ送られます。対象サービスの認証、権限、プライバシー、データ保持を確認します。
5. 不要なPluginを無効化する
使わないPluginはコンテキストと権限管理を増やします。CLIではPluginブラウザから無効化でき、不要になったものはアンインストールします。ConnectorはPlugin削除後も接続が残る場合があるため、接続設定も確認します。
Webアプリ開発のおすすめ構成
Figmaから実装してPreviewへ出す
- figmaで対象画面とデザインシステムを確認する
- build-web-appsで既存スタックに合わせて実装する
- ブラウザとE2Eテストで見た目・操作を確認する
- netlifyでPreviewへ公開する
- 人間が差分とPreviewを確認してからマージする
要件をNotionから読み、PRへ反映する
- notionで対象仕様だけを読み取る
- Codexに受け入れ条件と未確定事項を整理させる
- 実装計画をレビューする
- 必要なPluginだけを使って実装・テストする
- PR本文へ仕様リンク、変更点、テスト結果を記載する
避けたい使い方
- 旧openai/skillsの記事をそのまま信じ、非推奨の導入経路だけを使う
- 名前が便利そうという理由で複数Pluginを一括導入する
- MCP、Connector、Hooksを確認せず有効化する
- 本番デプロイ権限や管理者権限を最初から渡す
- 外部サービスへ送られるデータを確認しない
- Pluginの自己評価だけでテストや人間レビューを省く
あわせて読みたい記事
- Codex GitHub Actionの使い方
- Claude Code Skillsおすすめ
- GitHub FlowとPull Request
- Reactで外部APIを取得して表示する方法
- Webアプリを作成する流れ
よくある質問
openai/skillsはもう使えませんか?
リポジトリには非推奨表示があります。既存Skillが動く場合はありますが、新規導入は現在の公式ドキュメントとopenai/pluginsを基準にします。
Codex SkillsとPluginsのどちらを使うべきですか?
1つのリポジトリで使う小さな手順はSkill、複数SkillsやMCPをまとめて配布する場合はPluginが向いています。
Codex CLIでPluginを入れるには?
Codexを起動して/pluginsを開き、Marketplaceから詳細を確認してインストールします。導入後は新しいセッションを開始します。
Web開発で最初に入れるなら何がおすすめですか?
既存スタックと目的によります。画面実装ならbuild-web-apps、Figma連携が必要ならfigma、Netlify利用中ならnetlifyを1つずつ試してください。
Pluginを削除すれば外部サービス連携も解除されますか?
PluginのアンインストールとConnectorの認証解除は別の場合があります。Pluginを削除した後、ChatGPTや外部サービス側の接続も確認してください。
まとめ
CodexのSkillsは特定作業を再利用する仕組みですが、現在の公式配布経路はPlugin中心へ移っています。新しく導入する場合は、旧openai/skillsではなく、openai/pluginsとCodexのPlugins画面を入口にしてください。
Web開発ではbuild-web-apps、figma、netlify、notionなどを目的別に1つずつ試します。PluginのSkillsだけでなく、MCP、Hooks、Connector、外部データ送信、権限を確認し、決定的なテストと人間レビューを残すことが重要です。