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Claude Code Routinesの使い方|Webサイト保守を定期・API・GitHubで自動化

Claude Code RoutinesでWebサイト・Webアプリの保守を自動化する方法を解説。定期実行、API、GitHubトリガー、ドキュメント更新、デプロイ確認、権限設計まで扱います。

この記事の目次
  1. 結論:Routinesは「無人で繰り返せる・成功条件が明確な保守」に絞る
  2. Claude Code Routinesとは?
  3. ローカルHooks・デスクトップ予定タスク・GitHub Actionsとの違い
  4. Webサイト保守で使いやすい自動化
  5. 1. ドキュメントのずれを週1回確認する
  6. 2. デプロイ後にスモーク確認する
  7. 3. アラートを一次調査する
  8. 4. Pull Requestを独自チェックリストで確認する
  9. 5. 依存更新後の影響を調べる
  10. RoutineをWeb画面から作成する
  11. 1. 名前と自己完結したプロンプトを書く
  12. 2. 対象リポジトリを選ぶ
  13. 3. クラウド環境を選ぶ
  14. 4. Connectorsを減らす
  15. 5. トリガーを選ぶ
  16. CLIから定期Routineを作る
  17. 既存Routineを確認・実行する
  18. APIトリガーをデプロイへ接続する
  19. 1. Web画面でAPIトリガーを追加する
  20. 2. CDパイプラインから呼び出す
  21. 3. 返却されたセッションURLを保存する
  22. GitHubトリガーを設定する
  23. 対象イベントを小さく始める
  24. PRレビュー用プロンプト例
  25. セッションとイベントの関係
  26. 3つの実用テンプレート
  27. 週次:ドキュメントずれを修正する
  28. デプロイ時:ステージングを確認する
  29. PR作成時:独自の回帰チェックを行う
  30. 権限と安全性を設計する
  31. ブランチへの書き込み
  32. ネットワークアクセス
  33. Secrets
  34. Connectors
  35. 出口をPull Requestにする
  36. Routinesに向かない作業
  37. 運用開始前のチェックリスト
  38. あわせて読みたい記事
  39. よくある質問
  40. まとめ
  41. 参考リンク

Claude Code Routinesは、WebサイトやWebアプリの保守作業を、スケジュール、API、GitHubイベントからクラウドで自動実行する機能です。

この記事では、週次のドキュメント確認、デプロイ後のスモークチェック、アラート調査、PRレビューを例に、作成方法と安全な権限設定を解説します。

情報確認日:2026年7月11日(日本時間)

結論:Routinesは「無人で繰り返せる・成功条件が明確な保守」に絞る

この記事の結論

  • Claude Code Routinesは、保存したプロンプト・リポジトリ・接続先をAnthropic管理のクラウドで自動実行する機能
  • スケジュール、API呼び出し、GitHubイベントを1つのRoutineへ組み合わせられる
  • Webサイトではドキュメントずれ、リンク確認、アラート一次調査、デプロイ後確認、PRレビューに向く
  • 実行中に承認ダイアログは出ないため、リポジトリ、ブランチ、ネットワーク、Secrets、Connectorsを最小化する
  • 自動で本番変更を完了させず、専用ブランチ・ドラフトPR・人間レビューを出口にする

Claude Code Routinesとは?

Claude Code Routinesは、Claude Code on the webで実行する自動化設定です。1つのRoutineに、毎回使うプロンプト、対象GitHubリポジトリ、クラウド環境、Connectors、トリガーを保存します。実行はAnthropic管理のクラウドで行われるため、手元のPCを閉じていても動きます。

Routinesは研究プレビューです。機能、上限、APIヘッダー、対応イベントは変わる可能性があります。本番運用へ入れる場合は、情報確認日より新しい公式ドキュメントと管理画面を確認してください。

ローカルHooks・デスクトップ予定タスク・GitHub Actionsとの違い

方法 実行場所 向いている用途 主な制約
Routines Anthropic管理クラウド PC停止中も続ける調査、PR作成、API/GitHub連携 クラウドから到達できるリポジトリ・サービスが対象
Claude Code Hooks 現在のClaude Codeセッション 編集直後の整形、テスト、危険操作の拒否 セッションが動いている間だけ
デスクトップ予定タスク 自分のPC ローカルファイルや社内ツールを使う定期作業 PCとアプリを起動しておく必要がある
GitHub Actions GitHub runner 決定的なCI、テスト、PRイベント ワークフローをリポジトリで管理する

Webサイト保守で使いやすい自動化

1. ドキュメントのずれを週1回確認する

直近のマージ済みPull Requestを調べ、変更されたAPI、画面、設定とドキュメントを照合します。更新が必要な場合だけ専用ブランチへ修正し、ドラフトPRを作成します。

2. デプロイ後にスモーク確認する

CDパイプラインからAPIトリガーを呼び、デプロイURL、コミットSHA、変更内容をRoutineへ渡します。Routineは代表ページ、ヘルスチェック、エラーログ、主要導線を確認し、Go/No-Goの根拠を返します。

3. アラートを一次調査する

監視ツールからエラー本文をAPIトリガーへ渡し、最近のコミット、該当コード、既知Issueを照合します。修正候補が明確な場合はドラフトPRを作り、運用担当者が確認します。

4. Pull Requestを独自チェックリストで確認する

GitHubトリガーで新しいPRに反応し、セキュリティ、アクセシビリティ、パフォーマンス、テスト不足など、チーム固有の観点を確認します。一般的なAIレビューではなく、リポジトリに保存したチェックリストを適用する用途です。

5. 依存更新後の影響を調べる

DependabotなどのPRを対象に、変更履歴、破壊的変更、既存コードの利用箇所、必要な移行作業をまとめます。自動マージではなく、人間が判断しやすい材料を作ります。

RoutineをWeb画面から作成する

1. 名前と自己完結したプロンプトを書く

Routineは無人で動くため、「いつものように確認して」ではなく、入力、手順、成功条件、変更してよい範囲、出力先を明記します。

Name: Weekly docs drift check

Goal:
Keep public documentation aligned with merged code changes.

Steps:
1. Inspect pull requests merged into main since the previous run.
2. Identify changes to public APIs, environment variables, routes, UI labels,
   installation steps, and supported versions.
3. Compare those changes with files under docs/ and README.md.
4. If documentation is already correct, write a short no-change report.
5. If updates are needed, edit documentation only, run the docs checks,
   and open a draft pull request from a claude/ prefixed branch.

Constraints:
- Do not edit application source code.
- Do not change package versions.
- Do not push to main.
- Cite the merged PR or source file that supports every documentation change.

Success:
A no-change report or a reviewable draft pull request with passing checks.

2. 対象リポジトリを選ぶ

Routine実行時は対象リポジトリのデフォルトブランチがクローンされます。複数リポジトリを選ぶ場合は、どのリポジトリへ変更を作るかプロンプトで明確にします。

3. クラウド環境を選ぶ

環境では、ネットワークアクセス、環境変数、初期セットアップを管理します。依存インストールやツール準備はSetup scriptへ置けますが、外部への到達範囲とSecretsを必要最小限にします。

npm ci
npx playwright install --with-deps chromium

上のようなセットアップはプロジェクトに合わせて調整します。実行ごとに不要なパッケージを追加したり、管理者権限を与えたりしないでください。

4. Connectorsを減らす

作成画面では接続済みConnectorが含まれる場合があります。Routineは実行中に個別承認を求めないため、GitHubだけで完結する作業にSlack、Google Drive、Linearなどを含めないようにします。書き込みツールを持つConnectorは特に注意します。

5. トリガーを選ぶ

Schedule、GitHub event、APIから1つ以上を設定します。最初は手動のRun nowで挙動を確認し、その後トリガーを有効にします。

CLIから定期Routineを作る

Claude Code CLIでは/scheduleから定期または一度だけのRoutineを会話形式で作成できます。APIとGitHubトリガーはWeb画面で追加します。

/schedule every Monday at 9am, check merged pull requests for documentation drift and open a draft docs-only PR when needed
/schedule tomorrow at 10am, verify the production rollout and summarize any new errors without changing code

既存Routineを確認・実行する

/schedule list
/schedule update
/schedule run

/scheduleが表示されない場合は、Claude Code on the web、契約プラン、組織ポリシー、CLIバージョンなどの要件を確認してください。

APIトリガーをデプロイへ接続する

1. Web画面でAPIトリガーを追加する

Routineの編集画面でAPIを追加すると、Routine専用のURLとBearer tokenを生成できます。Tokenは再表示できないため、CI/CDのSecret Storeへ保存します。リポジトリへ書き込まないでください。

2. CDパイプラインから呼び出す

curl -X POST           "${CLAUDE_ROUTINE_URL}"           -H "Authorization: Bearer ${CLAUDE_ROUTINE_TOKEN}"           -H "anthropic-beta: experimental-cc-routine-2026-04-01"           -H "anthropic-version: 2023-06-01"           -H "Content-Type: application/json"           -d "{"text":"Deployment completed. Environment: staging. Commit: ${GIT_SHA}. URL: ${DEPLOY_URL}. Run read-only smoke verification and report regressions."}"

URLは管理画面で表示された/fireエンドポイントをそのままSecretへ保存します。textは自由形式の文字列として保存済みプロンプトへ追加されます。構造化JSONとして自動解釈される前提にしないでください。

Routines APIは研究プレビューです。上記のbeta header、URL、リクエスト形式は変更される可能性があります。実装時点の管理画面に表示されるcurl例を優先してください。

3. 返却されたセッションURLを保存する

成功レスポンスにはセッションIDとURLが含まれます。デプロイログやリリース管理へURLを保存すると、後からClaudeの実行内容を確認できます。

{
  "type": "routine_fire",
  "claude_code_session_id": "session_01EXAMPLE",
  "claude_code_session_url": "https://claude.ai/code/session_01EXAMPLE"
}

GitHubトリガーを設定する

対象イベントを小さく始める

Routine編集画面でGitHub eventを追加し、リポジトリとイベントを選びます。最初はpull_request.openedや特定ラベル付きPRなど、回数と影響が読める条件へ絞ります。対応イベントとフィルターは管理画面の最新一覧を確認してください。

PRレビュー用プロンプト例

Review the pull request that triggered this routine.

Focus only on:
- externally visible regressions
- authentication or authorization mistakes
- missing tests for changed behavior
- accessibility regressions in changed UI
- documentation that is now incorrect

Do not edit code and do not post low-confidence style comments.
Produce a prioritized review with file and line references.

セッションとイベントの関係

一致したイベントごとに新しいClaude Codeセッションが作られます。大量に発生するイベントを広く購読すると利用枠とレビュー量が増えるため、リポジトリ、ブランチ、ラベル、PR条件を絞ります。

3つの実用テンプレート

週次:ドキュメントずれを修正する

項目 設定例
Trigger 毎週月曜のSchedule
Repositories アプリとドキュメント
Permissions claude/ブランチだけへpush
Output 変更なし報告、またはdocs-onlyのドラフトPR
Checks リンク、ビルド、コード例、変更根拠

デプロイ時:ステージングを確認する

項目 設定例
Trigger CDからAPI POST
Input URL、環境、commit SHA、変更内容
Permissions 読み取りのみ、必要ならIssue作成
Output セッションURLとGo/No-Goレポート
Checks 主要URL、ヘルス、ログ、直近変更

PR作成時:独自の回帰チェックを行う

項目 設定例
Trigger GitHub pull_request.opened / synchronize
Filters 対象ブランチ、ラベル、パス
Permissions コメントのみ、コード変更なし
Output 重大度順のレビュー
Checks セキュリティ、API互換性、テスト、a11y

権限と安全性を設計する

ブランチへの書き込み

通常はclaude/で始まる専用ブランチへ変更させます。既存ブランチへの無制限pushは、明確な理由があるリポジトリだけで有効にします。mainや保護ブランチへ直接反映させません。

ネットワークアクセス

パッケージレジストリやステージングURLなど、作業に必要なドメインだけを許可します。内部管理画面や本番DBへ広く到達できる環境を使わないでください。

Secrets

読み取り専用キー、テスト専用アカウント、短い有効期限を優先します。RoutineのプロンプトやログへSecretを表示しないようにします。

Connectors

含めたConnectorのツールは承認なしで使われる可能性があります。不要なConnectorを外し、書き込み権限を持つ接続はRoutineごとに分けます。

出口をPull Requestにする

自動化の最終成果を本番変更ではなく、レポート、Issue、ドラフトPRへします。既存CI、人間レビュー、保護ブランチのルールを通してから反映します。

Routinesに向かない作業

  • 要件が曖昧で、その場の人間判断を何度も必要とする大規模機能開発
  • 本番データを変更するDBマイグレーションや削除処理
  • 決済、権限、個人情報などで即時の人間承認が必要な操作
  • PC上の未コミットファイルやローカル専用ツールが必要な作業
  • 失敗条件や成功条件を説明できない「とりあえず改善する」依頼
  • 短い間隔で大量イベントが発生し、1件ごとにセッションを作る必要がない処理

運用開始前のチェックリスト

  • Run nowで同じRoutineを複数回試し、結果のばらつきを確認した
  • 成功条件、変更禁止範囲、終了条件をプロンプトへ書いた
  • 対象リポジトリとブランチ権限を最小化した
  • 不要なConnectorsを外した
  • Secretsを専用・最小権限・ローテーション可能にした
  • ネットワーク到達先を必要な範囲へ絞った
  • 失敗時の通知先とセッションURLの保存先を決めた
  • ドラフトPRやレポートを人間が確認する担当を決めた
  • 利用上限とAPIの変更を定期確認する手順を用意した

あわせて読みたい記事

よくある質問

Claude Code RoutinesはPCを閉じていても動きますか?

はい。RoutinesはAnthropic管理のクラウドで実行されます。ローカルファイルやPC専用ツールが必要な場合はデスクトップ予定タスクなどを検討します。

Schedule、API、GitHubを同じRoutineに設定できますか?

できます。同じ保存プロンプトを定期、外部システム、GitHubイベントから起動できます。ただし入力の違いをプロンプトで扱えるようにします。

Routineからmainへ直接pushできますか?

権限設定によって既存ブランチへのpushを許可できますが、通常は専用ブランチとPull Requestを使います。保護ブランチと人間レビューを維持してください。

APIトリガーのTokenをなくした場合は?

Tokenは生成直後に保存します。紛失した場合は管理画面から再生成し、古いTokenを無効化します。

RoutinesとGitHub Actionsのどちらを使うべきですか?

決定的なテストやビルドはGitHub Actions、調査・要約・修正案・ドラフトPRのようなエージェント作業はRoutinesに向きます。両方を組み合わせるのが実用的です。

まとめ

Claude Code Routinesは、保存したプロンプトと開発環境を、Schedule、API、GitHubイベントからクラウド実行できる自動化機能です。Webサイト保守では、ドキュメントずれ、デプロイ後確認、アラート一次調査、独自PRレビューなど、繰り返し可能で成功条件が明確な作業に向きます。

無人実行では確認ダイアログがないため、便利さより先に権限を設計します。対象リポジトリ、専用ブランチ、ネットワーク、Secrets、Connectorsを絞り、最終成果をドラフトPRやレポートとして人間へ戻してください。

参考リンク