AI活用

Claude Codeの使い方|ターミナルでAIにコード修正を頼む流れ

Claude Codeの使い方を初心者向けに解説。インストール、ログイン、既存プロジェクトでの依頼方法、Plan mode、差分確認、テスト、CLAUDE.md、VS Code連携、権限設定、やってはいけない使い方をまとめます。

この記事の目次
  1. 結論:Claude Codeは「小さく頼んで、差分を見て、テストする」と失敗しにくい
  2. Claude Codeとは
  3. 使う前の前提
  4. インストール方法
  5. macOS、Linux、WSLの例
  6. Windows PowerShellの例
  7. 既存プロジェクトで使う流れ
  8. 1. 作業前の状態を確認する
  9. 2. プロジェクトルートで起動する
  10. 3. 小さな修正を依頼する
  11. Plan modeを使う
  12. Plan mode向けプロンプト例
  13. 差分確認とテストの進め方
  14. 依頼プロンプトの基本形
  15. 小さな修正のテンプレート
  16. バグ修正の例
  17. テスト追加の例
  18. コードレビューの例
  19. CLAUDE.mdでプロジェクトルールを伝える
  20. VS Codeで使う
  21. 権限と安全設定
  22. MCPや外部ツール連携は後回しでよい
  23. やってはいけない使い方
  24. よくあるエラーと確認ポイント
  25. 他のAIコーディングツールとの違い
  26. よくある質問
  27. Claude Codeは無料で使えますか?
  28. Claude APIキーは必要ですか?
  29. Claude Codeは勝手にファイルを書き換えますか?
  30. 既存プロジェクトで安全に使う最初の依頼は何ですか?
  31. Claude Codeにコミットまで任せてもいいですか?
  32. CLAUDE.mdを書けば必ず指示を守りますか?
  33. 本番サーバーでClaude Codeを使ってもいいですか?
  34. 参考リンク
  35. まとめ

Claude Codeは、AnthropicのClaudeをターミナルやエディタから使い、既存プロジェクトの調査、コード修正、テスト、差分確認を進めるためのAIコーディングツールです。

通常のClaudeチャットでもコード相談はできますが、Claude Codeはローカルのプロジェクトを読み、必要に応じてファイル編集やコマンド実行まで進められる点が違います。そのぶん便利ですが、作業範囲、権限、差分確認、テストを決めずに使うと、意図しない変更が入りやすくなります。

この記事では、Claude Codeの使い方を初心者向けに整理します。インストール、ログイン、既存プロジェクトでの依頼方法、Plan mode、差分確認、テスト、CLAUDE.md、VS Code連携、安全に使う注意点をまとめます。

この記事の内容は、2026年7月8日時点のAnthropic公式Docsをもとにしています。Claude Codeはインストール方法、権限設定、IDE連携、MCP、Hooks、CLIオプションが変わりやすいため、導入前には必ず公式Docsを確認してください。

結論:Claude Codeは「小さく頼んで、差分を見て、テストする」と失敗しにくい

Claude Codeは、既存コードをAIに触らせるツールです。うまく使うコツは、最初から大きな作業を丸投げしないことです。

おすすめの流れは次のとおりです。

  1. Gitで作業前の状態を確認する
  2. Claude Codeをプロジェクトルートで起動する
  3. まず調査だけ依頼する
  4. 小さな修正範囲を指定する
  5. Plan modeや許可プロンプトで編集内容を確認する
  6. 差分を `git diff` で見る
  7. テスト、lint、型チェック、画面確認を行う
  8. 不要な変更があれば人間が戻す、または修正を依頼する

最初の依頼は、「このバグを全部直して」ではなく、「このエラーの原因を調べて、修正案を出して。まだファイルは編集しないで」のように小さく始めるのが安全です。

Claude Codeとは

Claude Codeは、ターミナルで動くAIコーディングエージェントです。Anthropic公式Docsでは、Claude Codeはターミナルから直接使えるCLIで、ファイル編集、コマンド実行、プロジェクト管理を行えると説明されています。

Claude Codeでできることは、たとえば次のような作業です。

  • 既存コードの構造を調べる
  • バグの原因を探す
  • 小さな修正を実装する
  • テストを追加する
  • 既存テストを実行し、失敗を調べる
  • コードレビューをする
  • READMEやコメントを整える
  • Git差分を見ながら変更を説明する
  • MCPで外部ツールやデータに接続する

通常のClaudeチャットは、コードを貼って相談する使い方が中心です。Claude Codeは、ローカルのプロジェクト上でコードを読み、変更を提案し、許可を得ながら編集やコマンド実行まで進められる点が特徴です。

Claude単体の使い方は、Claudeの使い方 で詳しく扱っています。

使う前の前提

Claude Codeを使う前に、最低限次を準備します。

準備 理由
Claudeアカウント ログインに必要。Pro/Max、Team/Enterprise、Consoleなど利用形態を確認する
ターミナル操作 プロジェクトディレクトリへ移動し、CLIを起動するため
Gitの基本 作業前後の差分確認、不要変更の切り分けに必要
テストやlintコマンド AIの修正が本当に動くか確認するため
作業範囲の説明 AIに触ってよいファイル、触らないファイルを伝えるため

Anthropic公式Docsでは、個人ユーザーはClaude.aiアカウントでログインでき、Team/EnterpriseやConsole、Amazon Bedrock、Google Cloud、Microsoft Foundryなどの認証にも対応すると説明されています。利用方法は契約や組織設定によって変わります。

インストール方法

Claude Codeの公式Docsでは、Native Install、Homebrew、WinGetなど複数のインストール方法が案内されています。ここでは概要だけを示します。実際の導入では公式Docsの最新コマンドを確認してください。

macOS、Linux、WSLの例

curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash

Windows PowerShellの例

irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

インストール後、ターミナルで次のように確認します。

claude --version

初回起動は、プロジェクトディレクトリで次のように実行します。

claude

初回はブラウザーでログインします。ブラウザーが自動で開かない場合は、ターミナルに表示されるログインURLやコードを使って認証します。

既存プロジェクトで使う流れ

Claude Codeは、プロジェクトのルートディレクトリで起動するのが基本です。

1. 作業前の状態を確認する

まず、Gitの状態を見ます。

git status

未コミットの変更がある場合は、それが自分の作業か、他の人や別ツールの変更かを確認します。AIに触らせる前に、作業範囲を小さくしておくと安全です。

2. プロジェクトルートで起動する

プロジェクトのルートへ移動して、Claude Codeを起動します。

cd path/to/your-project
claude

最初は、編集を頼む前に調査だけ依頼します。

このプロジェクトの構成を把握してください。
まずは主要ディレクトリ、ビルド方法、テスト方法を説明してください。
まだファイルは編集しないでください。

3. 小さな修正を依頼する

調査後、対象を絞って依頼します。

次の範囲だけ修正してください。

目的:
対象ファイル:
変更してよいこと:
変更してはいけないこと:
実行してほしい確認コマンド:

修正前に、作業計画を短く出してください。

「全部いい感じに直して」のような依頼は避けます。AIは意図を広く解釈して、関係ないファイルまで触ることがあります。

Plan modeを使う

大きめの変更では、Plan modeを使うと安心です。

Anthropic公式Docsでは、Plan modeを使うと、Claude Codeがファイルを読んで作業計画を提案し、承認するまで編集しない流れにできると説明されています。

起動時にPlan modeを使う例です。

claude --permission-mode plan

セッション中に切り替えられる場合もあります。公式Docsでは、セッション中に `Shift+Tab` でPlan modeへ切り替える方法が案内されています。

Plan mode向けプロンプト例

この不具合を直したいです。
まず原因調査と修正計画だけ出してください。
ファイル編集は、私が承認するまで行わないでください。

不具合:
期待する動作:
再現手順:
対象になりそうなファイル:

Plan modeは、変更前に考え方を確認したいとき、触るファイルを限定したいとき、初めてのプロジェクトで安全に進めたいときに向いています。

差分確認とテストの進め方

Claude Codeに修正を頼んだあとは、必ず差分を確認します。

git diff

見たいポイントは次のとおりです。

  • 依頼した範囲だけ変わっているか
  • 不要な整形や大きなリファクタが入っていないか
  • 秘密情報や設定ファイルに触っていないか
  • エラー処理が増えているか
  • テストが追加・更新されているか
  • UI文言や仕様が勝手に変わっていないか

次に、プロジェクトに合った確認コマンドを実行します。

npm test
npm run lint
npm run typecheck
npm run build

実際のコマンド名はプロジェクトによって違います。`package.json`、README、CI設定を見て、正しいコマンドを使いましょう。

テストが落ちた場合は、Claude Codeに結果を渡して再調査させます。

このテストが失敗しました。
原因を調べてください。

制約:
- まず失敗原因を説明する
- 修正範囲は関連ファイルだけにする
- テストの期待値を安易に変えない
- 変更後に同じテストを再実行する

依頼プロンプトの基本形

Claude Codeに頼むときは、作業範囲と確認方法をセットで渡します。

小さな修正のテンプレート

目的:
現状の問題:
期待する動作:
対象ファイル:
変更してよい範囲:
変更してはいけない範囲:
実行してほしい確認:
出してほしい説明:

バグ修正の例

ログイン後にダッシュボードへ遷移しない問題を調べてください。

期待する動作:
- ログイン成功後に /dashboard へ遷移する

制約:
- まず原因調査だけ行う
- 認証周り以外の大きなリファクタはしない
- 修正前に触るファイルを提示する
- 修正後に既存テストを実行する

テスト追加の例

未テストのバリデーション処理にテストを追加してください。

条件:
- 既存テストの書き方に合わせる
- 正常系、空文字、不正な形式を含める
- 実装コードは必要最小限だけ変更する
- テスト実行結果を最後に報告する

コードレビューの例

現在の差分をレビューしてください。

観点:
- バグになりそうな箇所
- セキュリティ上の懸念
- 不要な変更
- テスト不足
- 命名や責務の分かりにくさ

修正はまだしないで、指摘だけ出してください。

CLAUDE.mdでプロジェクトルールを伝える

`CLAUDE.md` は、Claude Codeにプロジェクトの前提やルールを伝えるためのMarkdownファイルです。

Anthropic公式Docsでは、`CLAUDE.md` はClaude Codeがセッション開始時に読むファイルで、コーディング規約、アーキテクチャ判断、好みのライブラリ、レビュー項目などを記録できると説明されています。

たとえば、次のような内容を書きます。

# Project Rules

## Commands

- Install: npm install
- Test: npm test
- Lint: npm run lint
- Typecheck: npm run typecheck

## Coding Style

- Existing patternsを優先する
- 不要なリファクタはしない
- 変更理由を簡潔に説明する

## Safety

- .env filesを読まない
- secretやAPI keyを出力しない
- 破壊的なgit操作は提案だけにする

注意点として、公式Docsでは、`CLAUDE.md` は強制設定ではなくClaudeに渡すcontextとして扱われると説明されています。絶対に止めたい操作がある場合は、permissionsやhooksなどの設定も検討します。

VS Codeで使う

Claude Codeは、VS Code拡張からも使えます。

Anthropic公式Docsでは、VS Code拡張はClaude Codeをエディタに統合し、インライン差分、plan review、@mention、会話履歴、複数会話、チェックポイントなどを使えると説明されています。

VS Codeで使うメリットは次のとおりです。

  • 差分をエディタ上で見やすい
  • 選択中のファイルや行を参照しやすい
  • 計画をレビューしてから変更しやすい
  • ターミナルとエディタを行き来しやすい
  • チェックポイントで変更を追いやすい

一方で、VS Code拡張を使っていても、変更の確認、テスト、Git差分のレビューは必要です。AIの編集をそのまま信用しない姿勢は変わりません。

権限と安全設定

Claude Codeは、ファイルを読んだり、編集したり、コマンドを実行したりできます。そのため、権限の考え方が重要です。

Anthropic公式Docsでは、Claude Codeは既定ではread-only権限で動作し、ファイル編集、テスト実行、コマンド実行など追加の操作が必要な場合に明示的な許可を求めると説明されています。また、書き込みは起動したフォルダとそのサブフォルダに制限されると案内されています。

安全に使うための基本は次のとおりです。

  • プロジェクトルートで起動する
  • 作業前に `git status` を見る
  • 最初は調査だけ依頼する
  • 編集前に計画を確認する
  • 危険なコマンドを自動許可しない
  • 秘密情報を含むファイルを読ませない
  • 差分とテストを必ず確認する
  • 本番環境では直接実行しない

Hooksを使う場合は特に注意が必要です。公式Docsでは、Hooksはユーザー権限でシェルコマンドを実行し、ユーザーがアクセスできるファイルを変更・削除・アクセスできると説明されています。導入前に必ず内容を読み、テストしてから使ってください。

MCPや外部ツール連携は後回しでよい

Claude Codeは、MCPを使って外部データソースやツールに接続できます。

Anthropic公式Docsでは、MCPによってGoogle Drive、Jira、Slack、独自ツールなどと接続できることが説明されています。さらに、ツールごとに権限プロンプトを出す設定も扱われています。

ただし、初心者が最初からMCP連携を入れる必要はありません。まずはローカルプロジェクトで、次の基本操作に慣れるのがおすすめです。

  • プロジェクト構造の調査
  • 小さな修正
  • 差分確認
  • テスト実行
  • レビュー
  • CLAUDE.mdの整備

外部ツール連携は、どのデータを読めるか、どの操作を実行できるか、誰が許可するかを設計してから導入しましょう。

やってはいけない使い方

Claude Codeは便利ですが、次の使い方は避けてください。

避けたい使い方 理由 代わりにすること
大きな修正を丸投げする 関係ない変更が入りやすい 調査、計画、小さな修正に分ける
差分を見ずに採用する 仕様変更や不要な削除に気づけない `git diff` とテストで確認する
秘密情報を含むファイルを読ませる 情報漏洩リスクがある 匿名化し、必要最小限だけ共有する
本番環境で直接実行する データ破損や停止につながる ローカルや検証環境で試す
破壊的なgit操作を任せる 変更を失う可能性がある 提案だけ出してもらい、人間が判断する
Hooksを理解せず導入する ユーザー権限でコマンドが動く 内容を読み、限定範囲でテストする

AIコーディングは、AIにすべてを任せるというより、調査と実装の速度を上げ、人間がレビューする前提で使うのが安全です。

よくあるエラーと確認ポイント

Claude Codeで詰まりやすいポイントを整理します。

症状 確認すること
`claude` が見つからない インストール完了、PATH、ターミナル再起動、公式のTroubleshootingを確認する
ログインできない ブラウザー認証、コピーしたURL、ログインコード、組織設定、利用プランを確認する
ファイルを編集できない 起動したディレクトリ、権限、permission設定、許可プロンプトを確認する
テストコマンドが失敗する 依存関係、Node/PHP/Pythonなどのバージョン、環境変数、READMEを確認する
応答が遅い 大きすぎるコードベース、検索対象、不要ファイル、公式のperformance troubleshootingを確認する
指示を守らない 依頼が広すぎないか、CLAUDE.mdが長すぎないか、permissionsで止めるべきかを確認する

公式Troubleshootingでは、インストール、ログイン、APIエラー、設定、IDE連携、CPU/メモリ、検索問題など、症状別の案内先が整理されています。

他のAIコーディングツールとの違い

Claude Codeは、ターミナルやIDEから既存プロジェクトを操作するAIコーディングツールです。

大まかには、次のように使い分けると分かりやすいです。

目的 候補 向いている使い方
ターミナルで既存コードを修正したい Claude Code 調査、修正、テスト、レビューをプロジェクト内で進める
エディタで補完や小さな提案がほしい GitHub Copilot、Cursorなど 書きながら補完、インライン編集、チャット相談を使う
ブラウザーでコード相談したい Claude、ChatGPT、Gemini コードを貼って説明、レビュー、方針相談をする
複数ツールを比較したい AIコーディングツール比較 開発環境、料金、権限、得意作業で選ぶ

AIコーディングツール全体の比較は、`ai-coding-tools-comparison` で別に扱う予定です。

よくある質問

Claude Codeは無料で使えますか?

利用条件は契約や認証方法によって変わります。Anthropic公式Docsでは、Claude.aiアカウント、Pro/Max、Team/Enterprise、Claude Console、クラウドプロバイダーなどの認証方法が説明されています。導入前に公式のAuthenticationとPricingを確認してください。

Claude APIキーは必要ですか?

必ずAPIキーが必要とは限りません。Claude.aiアカウントでログインする使い方や、Claude Console、Team/Enterprise、クラウドプロバイダー経由などがあります。自分の契約に合った認証方法を確認してください。

Claude Codeは勝手にファイルを書き換えますか?

公式Docsでは、Claude Codeは既定でread-only権限から始まり、編集やコマンド実行など追加の操作には明示的な許可を求めると説明されています。ただし、許可設定や自動化を広げると動ける範囲も広がります。権限は慎重に設定してください。

既存プロジェクトで安全に使う最初の依頼は何ですか?

「このプロジェクトの構成、テスト方法、変更時の注意点を調べてください。まだファイルは編集しないでください。」のように調査だけ頼むのがおすすめです。その後、小さな修正に分けて依頼します。

Claude Codeにコミットまで任せてもいいですか?

Claude Codeにはコミットメッセージ作成などを頼めますが、最初は人間が差分を確認してからコミットするのがおすすめです。履歴を変える操作や破壊的なgit操作は、AIに実行させず、人間が判断してください。

CLAUDE.mdを書けば必ず指示を守りますか?

必ずではありません。公式Docsでは、`CLAUDE.md` はClaudeに渡すcontextであり、強制設定ではないと説明されています。絶対に止めたい操作は、permissions、hooks、作業ルール、レビューで管理します。

本番サーバーでClaude Codeを使ってもいいですか?

おすすめしません。まずローカルや検証環境で使い、差分とテストを確認してからデプロイする流れにしてください。本番データ、秘密情報、認証情報、サーバー設定を扱う場合は特に慎重に判断します。

参考リンク

この記事では、次のAnthropic公式Docsを確認しました。

まとめ

Claude Codeは、ターミナルやエディタから既存プロジェクトを読み、調査、修正、テスト、レビューを進められるAIコーディングツールです。通常のClaudeチャットよりも実装に近い作業を任せられる反面、権限と差分確認が重要になります。

安全に使う基本は、小さく頼むことです。最初は調査だけ、次に計画、次に小さな修正、最後に差分確認とテストという流れにしましょう。

慣れてきたら、CLAUDE.mdでプロジェクトルールを整え、VS Code拡張やPlan modeを使い、必要に応じてMCPやHooksへ広げると、実務のAIコーディングに近づけます。