ChatGPT Sitesは、ChatGPTの中でWebサイトや軽量アプリを作成し、プレビュー、修正、共有、公開まで行える機能です。
ダッシュボード、プロジェクト管理画面、公開カレンダー、社内ポータル、レポート、簡単な計算ツールなどを、自然言語で依頼できます。完成前にプレビューを確認し、文章、レイアウト、データ、フォーム、動作を修正できます。
この記事では、ChatGPT Sitesの使い方、対応プラン、作成から公開までの流れ、独自ドメイン、WordPressとの違い、公開前に確認したい安全性と個人情報の扱いを解説します。
情報確認日:2026年7月11日(日本時間)
結論:短期間で共有できるWebサイトや軽量アプリを作りたいときに向いている
この記事の結論
- ChatGPT WorkまたはCodexから、Webサイトや軽量アプリを作成できる
- 文章、ファイル、データ、リンク、制約を渡し、生成されたプレビューを見ながら修正する
- 共有相手を限定したSiteと、インターネットへ公開するSiteを使い分けられる
- 公開前に、機密情報、フォーム、個人情報、リンク、認証、共有範囲を確認する
- ブログ運営や細かなSEO管理はWordPress、短期のダッシュボードや業務アプリはSitesが向きやすい
ChatGPT Sitesとは?
ChatGPT Sitesは、ChatGPTへ作りたいWebサイトを説明すると、サイトを生成し、非公開のプレビューを表示してくれる機能です。利用者はプレビューを確認しながら、文章、見た目、リンク、フォーム、データ表示、インタラクティブな動作を追加・修正できます。
Web版のChatGPT Work、またはデスクトップ版のWork・Codexから作成できます。プロンプト内で「Webサイトを作成して」と伝えるか、@Sitesを指定するとSiteの作成を明確に依頼できます。
使い分け:資料や業務データからサイトを作る場合はWork、リポジトリや技術的な実装を中心に進める場合はCodexが選びやすいです。
Workの基本的な役割やChat・Codexとの違いは、ChatGPT Workとは?できること・使い方で整理しています。
ChatGPT Sitesで作れるもの
ダッシュボード
指標、進捗、リスク、更新情報を1画面にまとめます。
プロジェクト管理
担当、期限、進捗、課題を確認できるトラッカーを作れます。
公開カレンダー
リリース、イベント、キャンペーンなどの日程を共有できます。
社内ポータル
手順、リンク、資料、連絡先などを、チーム向けにまとめられます。
プロトタイプ
新しい画面やサービスの操作イメージを短期間で確認できます。
レポート・計算ツール
分析結果を見せるレポートや、条件を変えて試せる簡単なツールを作れます。
ChatGPT Sitesを利用できるプランと地域
ChatGPT Sitesは、2026年7月11日時点ではパブリックベータです。FreeとGoを除く有料プランを対象に段階的に展開され、提供開始時点ではEEA、スイス、イギリスでは利用できません。
Pro、Pro Lite、Enterprise、Eduから提供が始まり、PlusとBusinessにも順次展開されています。BusinessやEnterpriseでは、ワークスペース管理者が作成や公開の権限を制御できます。Enterpriseでは、インターネットへの一般公開が初期状態で無効です。
表示されない場合:プランや地域が対象でも、アカウントへの展開待ち、ワークスペースの権限、古いChatGPTアプリを使っていることが原因の場合があります。
ChatGPT Sitesを作成する手順
- 1
WorkまたはCodexを開く
WebではWork、デスクトップではWorkまたはCodexを選びます。
- 2
作りたいサイトを説明する
目的、利用者、必要なページや機能を伝えます。
- 3
資料と制約を追加する
文章、画像、ファイル、データ、リンク、ブランド、公開範囲を指定します。
- 4
プレビューを確認する
文章、レイアウト、リンク、フォーム、表示データ、操作を確認します。
- 5
修正を依頼する
変更したい部分と期待する状態を具体的に伝えます。
- 6
共有範囲を設定する
自分のみ、特定ユーザー、ワークスペース、一般公開から選びます。
- 7
公開する
最終確認後にPublishを選び、生成されたURLを共有します。
手順1で開くWorkは、調査や資料作成とあわせてSitesの作成も担当するモードです。Work側の使い方、ChatやCodexとの違い、利用できるプランは ChatGPT Workとは?できること・Chat・Codexとの違いと使い方 で解説しています。
ChatGPT Sitesに伝えるプロンプト例
@Sites を使って、制作プロジェクトの進捗を共有するWebサイトを作成してください。
利用者は社内のプロジェクトメンバーです。
トップ画面に進捗率、今週の完了事項、期限が近いタスク、未解決のリスクを表示してください。
添付したCSVをデータとして使い、担当者と期限で絞り込めるようにしてください。
色とロゴは添付したブランド資料に合わせ、外部公開はせず、ワークスペース内だけで共有してください。
公開前にプレビューを表示し、リンクと絞り込みが動くか確認してください。
良い指示には、「誰が使うか」「何を判断するか」「どのデータを使うか」「必要な操作」「共有範囲」が含まれています。見た目だけでなく、利用者が何をできる必要があるかを伝えます。
プレビューを修正する方法
作成したSiteは、プレビューを見ながら会話で修正できます。Sitesの一覧から対象Siteを開くか、作成した会話を開き、変更内容を伝えます。
- 「トップの説明を半分の長さにする」
- 「スマートフォンではカードを1列にする」
- 「期限切れのタスクを最上部に表示する」
- 「フォーム送信前に確認画面を追加する」
- 「リンク切れと空データ時の表示を確認する」
ChatGPT Sitesでは、デプロイして生成されるURLは本番URLです。公開中のSiteへ変更を反映する前に、バージョンを保存してプレビューを確認し、問題がなければデプロイします。
共有・公開範囲を設定する方法
利用できる共有方法は、プランとワークスペース設定によって異なります。
| 共有範囲 | 用途 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 所有者と管理者のみ | 作成中、非公開の確認 | 意図せず他の利用者へ見えていないか |
| 指定ユーザー・グループ | 限られたメンバーへの共有 | 招待したアカウントと閲覧権限 |
| ワークスペース内 | 社内ポータル、チーム用ダッシュボード | ワークスペース全員に見せてよい内容か |
| インターネットへ公開 | 一般向けのサイトやレポート | 機密情報、個人情報、権利、フォーム、外部リンク |
新しいSiteは、共有範囲を変更するまで所有者とワークスペース管理者に限定されます。一般公開を選ぶと、ChatGPTのワークスペースへ参加していない人もアクセスできるため、公開前の確認が重要です。
独自ドメインを設定する方法
利用可能なアカウントでは、所有している独自ドメインやサブドメインをSiteへ接続できます。ChatGPT Sitesがドメインを取得してくれるわけではないため、あらかじめドメインを所有し、DNSを変更できる必要があります。
- Siteの設定から「Add domain」を選ぶ
- 接続したいドメインまたはサブドメインを入力する
- 表示されたDNSレコードをドメイン管理サービスへ追加する
- 数分待ち、Sites側で接続状態を更新する
独自ドメインはすべてのプランやワークスペースで利用できるわけではありません。Enterpriseでは公開時点で独自ドメインに対応していません。
ChatGPT SitesとWordPressの違い
| 比較項目 | ChatGPT Sites | WordPress |
|---|---|---|
| 始めやすさ | 会話で作成し、ホスティングまでまとめて進めやすい | サーバー、テーマ、初期設定が必要 |
| 向いている用途 | ダッシュボード、短期プロジェクト、社内ツール、プロトタイプ | ブログ、メディア、長期運用する企業サイト |
| 拡張性 | Sitesの対応ランタイムと機能に依存する | テーマ、プラグイン、独自開発で広く拡張できる |
| SEO管理 | 公開機能の範囲で設定する | URL、構造化データ、プラグイン、サーバー設定まで細かく管理できる |
| 保守 | ホスティングを含めてChatGPT側で提供 | 更新、バックアップ、セキュリティ、サーバー管理が必要 |
短期間で共有する業務画面や試作品ならChatGPT Sites、検索流入を育てるメディアや自由度の高い長期運用ならWordPressが選びやすいです。どちらか一方に統一せず、WordPressの記事データを使って社内向けの確認Siteを作るような併用も考えられます。
公開前に確認したい安全性と個人情報
Siteを公開する責任は作成者にあります。ChatGPTが生成した内容や機能であっても、公開範囲、権利、個人情報、法令への対応は利用者が確認します。
- 機密情報、社内限定情報、秘密鍵、認証情報が含まれていない
- 画像、文章、ロゴ、データを公開する権利がある
- フォームで個人情報を集める必要性と保存先を説明できる
- 限定公開とSite内のログイン機能を混同していない
- 別の利用者として開き、共有範囲と動作を確認した
- 公開後に削除・非公開化する方法を確認した
ChatGPT Sitesは、保護対象の医療情報や決済カード情報の処理、金融取引の実行など、対応していない用途があります。また、一部のフレームワーク、プライベートネットワーク、データベース、バックグラウンドサービス、ホスティング構成は利用できない場合があります。
ChatGPT Sitesについてよくある質問
ChatGPT Sitesは無料プランで使えますか?
2026年7月11日時点のパブリックベータでは、FreeとGoは対象外です。有料プランでも段階的な展開や地域制限があります。
作ったSiteを一般公開できますか?
公開権限があるアカウントでは、共有範囲を「Anyone on the internet」にして公開できます。Enterpriseでは管理者による許可が必要です。
独自ドメインを使えますか?
対応するアカウントでは利用できます。自分でドメインを所有し、DNSレコードを設定する必要があります。
削除したSiteを復元できますか?
完全に削除したSiteは復元できません。一時的に見せたくない場合は、削除ではなく共有範囲を自分だけへ変更します。
WordPressの代わりになりますか?
用途によります。短期のサイト、ダッシュボード、軽量アプリには向きますが、記事メディア、詳細なSEO、豊富なプラグイン、独自ホスティングが必要ならWordPressが適しています。
まとめ
ChatGPT Sitesを使うと、自然言語と資料からWebサイトや軽量アプリを作り、プレビュー、修正、共有、公開までChatGPT内で進められます。
- WorkまたはCodexから作成する
- 目的、利用者、データ、機能、共有範囲を伝える
- デプロイ前にバージョンを保存し、プレビューを確認する
- 一般公開前に個人情報、機密情報、権利、フォームを確認する
- 長期メディアと細かなSEOはWordPress、短期の業務画面はSitesが向きやすい
最初は外部公開せず、限られたメンバーで使う小さなダッシュボードやプロジェクト管理画面から試すと、安全に操作と共有方法を確認できます。