複数のAI動画で同じ人物を使うなら、顔だけでなく服装とカットの条件も揃えます。参照画像を入れても一貫性は保証されないため、採用する特徴を先に決めて点検します。
人物の基準を、一枚の記録にまとめる
基準には、利用できる参照素材、髪形、服、色、装飾、体格、見せる角度を書きます。例えば「短い黒髪、紺の上着、装飾なし、胸から上」のように、映像で確認できる特徴を選びます。実在人物の素材なら同意と利用範囲も記録してください。
人物の名前を同じにしただけで、別の生成結果が同じ顔になるとは限りません。使うサービスに参照入力があるか、何を維持するための入力かを公式の仕様と画面で確かめます。
カットごとに変えるものを限定する
| 条件 | 揃える内容 | 変えてよい例 |
|---|---|---|
| 人物 | 参照素材、髪、服、装飾 | 小さな表情の変化 |
| 撮影条件 | 光、色調、画面比率 | 必要な範囲のカメラ位置 |
| 生成 | モデル、参照の使い方 | 一カットの動き |
| 採用基準 | 顔と服の特徴、連続再生での印象 | 場面の役割に合う動作 |
大きく振り向く、全身で走る、別の照明へ移るなど、見え方が大きく変わるカットは別に検証します。最初は短い固定カットで、基準を維持できるかを確認すると比較しやすくなります。
前のカットを引き継いでも、接続を点検する
Runwayの画像から動画を作るガイドには、完成動画の末尾フレームを次の入力に使う方法が案内されています。ただし、引き継いだ画像がすでに崩れていれば、その変化も次へ渡ります。
接続する前に、末尾と次の冒頭を並べて顔、肩、服の色、視線を確認します。連続再生では、人物が急に縮む、照明が跳ぶなどの変化も見てください。複数回の生成を経て同じ人物が保たれるという実測保証はありません。
採用できない特徴を、編集で隠す前に判断する
少しの色差なら編集で揃えられる場合がありますが、別人に見える顔を字幕やトリミングだけで正当化しないようにします。必ず同じ人物である必要がある説明動画なら、撮影素材や同意を得たアバターを使う選択肢もあります。
採用ファイルには人物基準の版とカットIDを紐づけます。別の衣装を使う場合は基準自体を更新し、混在しないようにしてください。制作全体の割り当ては絵コンテで整理できます。