WordPressでは、企画や原稿のたたき台、見出しの整理、更新候補の抽出にAIを使えます。最初は外部で作った原稿を下書きへ貼り、事実と表示を確認する方法で十分です。管理画面内で何度も使う作業や、決まった形式で繰り返す登録が見えてから、プラグインやAPI連携を検討しましょう。
困っている工程から一つ選ぶ
「AIで記事を作る」だけでは、企画の迷いを減らしたいのか、登録の手間を減らしたいのかが曖昧になります。困っている場所と、欲しい成果物を対応させると、必要な機能を絞れます。
| 困っていること | AIに頼む成果物と確認点 |
|---|---|
| 何を書くか決まらない | 読者の疑問と既存記事の対応表。すでに答えがある記事を先に探す |
| 文章がまとまらない | 渡した材料だけを使う構成案。独自の経験や数字が増えていないか確認する |
| 古い記事を直したい | 変更候補と理由の一覧。URLと中心の問いを保てるか判断する |
| 画像を用意したい | 説明に必要な図の構成案。本文と一致し、実画面と誤解されないかを見る |
| 登録が繰り返しになる | 項目の揃った下書き。重複と投稿状態を確認する |
プラグインなしで、一記事の編集から始める
公開してよい原稿と、守りたい条件をAIへ渡します。顧客名や未公開情報を含む場合は、利用するサービスへ送ってよい範囲を先に確認してください。返答はそのまま公開せず、WordPressの下書きに入れて、元原稿との差を読みます。
この原稿を、初めて読む人が作業順を追えるように整えてください。
読者:WordPressで月に数回記事を更新する担当者
変えてよい:段落の順番、長い文、説明が抜けた接続
残すもの:URL、数字、固有名詞、筆者の実体験
追加しない:未確認の仕様、架空の体験、商品推薦
返答:修正稿と、意味が変わる可能性のある箇所の一覧
公開前は文章だけでなく、スマートフォンで表が読めるか、リンクが目的のページへつながるかも確認します。AIが「チェック済み」と書いても、確認対象や結果がなければ実際に検査した根拠にはなりません。
自動投稿で任せる工程と、公開を判断する工程を分ける
原稿の整形、画像IDの紐付け、下書き登録は、決めた条件で繰り返す作業として分けられます。内容の事実、素材の利用範囲、記事の担当、公開する版は、登録成功とは別に確認します。
例えば「原稿を整える→下書きへ入れる→未ログインで公開されていないか見る→内容と表示を確認する」と順序を決めます。途中の確認がまだなら、次の自動化を増やすより、何が未確認かを残してください。
最初の一件から進める手順は下書きの登録と権限確認へ。AIへ任せる範囲は、公開までの作業を実際に一度通して決められます。
繰り返す作業だけを管理画面やAPIへつなぐ
記事を一つ直すために連携を増やすと、設定と保守の負担が先に増えます。頻繁に使う編集支援なら管理画面内のAI機能、決まった項目で原稿を受け取るならAPI連携というように、作業の入口で分けます。
WordPressの投稿REST APIには、タイトル、本文、抜粋や投稿状態を渡す仕組みがあります。登録処理では投稿状態をAI任せにせず、まず下書きに固定します。具体的な実装はAI原稿の下書き登録と重複防止で扱っています。
更新前に残すもの、更新後に確かめるもの
既存記事のURL、タイトル、本文と、更新理由を保存します。公開後は、反映された文章を開いて確認し、リンク先や表示が意図どおりかを見ます。検索結果の変化を、更新の翌日だけで成功・失敗と決めないことも大切です。
対象URL:
読者が解決したいこと:
今回変える箇所:
今回残す箇所:
事実確認が必要な記述:
確認する画面:PC / スマートフォン
公開後に見ること:反映本文 / リンク / 検索流入の変化
更新が目的なら検索意図を保つリライト手順へ、公開前の担当分けなら編集・確認・公開のチェックリストへ進めます。AIを使う工程を一つ決めてから、その工程に必要な道具を選びましょう。