生成した動画の書き出しは、表示先を決め、映像と音声の設定を照合します。MP4などの拡張子だけでは、画質や再生できる環境は決まりません。
入れ物と、圧縮方式を分けて見る
MP4、MOV、WebMなどは映像と音声をまとめる形式です。映像の圧縮方式はコーデック、音声にも別のコーデックがあります。同じ拡張子でも中身が違うため、納品先や投稿先の受け付け条件を確認します。
形式の仕様を調べる場合は、利用する書き出しツールの資料へ進みます。例えばFFmpegの形式資料には、扱う形式とオプションが整理されています。形式の一覧にあることだけで、使っているビルドに必要なエンコーダーがあるとは判断しないでください。
映像と音声の項目を、一枚にまとめる
| 項目 | 照合する内容 |
|---|---|
| 画面 | 幅と高さ、縦横比、余白や切り抜き |
| 時間 | 完成の尺、FPS、速度変更の有無 |
| 映像 | コーデック、画質設定、色の見え方 |
| 音声 | 有無、コーデック、左右のチャンネル、音量 |
| 補助情報 | 字幕、透明情報、メタデータ |
元が24FPSだから必ず変更しない、投稿先が別のFPSだから無条件で速度を変える、という判断を避けます。フレーム数を変換する処理と、再生速度を変える処理を分けて確認してください。
短い書き出しで、受け取り側を試す
字幕、動き、音声を含む短い区間を同じ設定で書き出し、想定する端末や編集ソフトで再生します。読み込めるだけでなく、冒頭、途中、末尾を見て、映像と音声が途切れないかを確認します。
ファイルが大きすぎる場合は、必要な解像度や画質設定を見直します。小さくしたあとにも、商品名や字幕が読めるかを見ます。プレビューの品質と完成ファイルの品質を混同しないようにしてください。
完成版と、再編集できる版を残す
完成ファイルには用途、比率、言語、版を付けます。制作ファイル、素材、字幕は別に保管し、再編集できる状態を残してください。相手へ渡す場合は、使用した形式と確認環境も添えます。
透明背景の素材はアルファの確認へ、音のずれは時間の照合へ分けて調べられます。この記事の確認表は、個別の端末で再生を保証する設定集ではありません。