JavaScirptのラッパーオブジェクト(Wrapper Object)とは
ラッパーオブジェクト(Wrapper Object)について、簡単にまとめました。
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ラッパーオブジェクトとは
ラッパーオブジェクト(Wrapper Object)とは、プリミティ値を内包するオブジェクトのことです。
データ型に関しては、こちらの記事を参考にしてみてください。
各プリミティブ型の値には、それぞれラッパーオブジェクトが存在し、ラッパーオブジェクトを利用することでそのプリミティブ値からいろいろな操作をすることができます。
bは文字列として定義されたStringというラッパーオブジェクトになります。
Stringというラッパーオブジェクトはオブジェクトのため、プロトタイプを持っていて、その中にいろいろなメソッドを確認することができます。そして、下のように、たとえばその中の一つのslice()を使うことができます。
文字列の場合、普通次のように記述します。
このような書き方でも、暗黙的にラッパーオブジェクトを呼ぶことができます。
のようにslice()を使うことができます。
数字ならNumber()がラッパーオブジェクトとして暗黙的に呼び出されます。