JavaScriptで数値を操作できるようになりましょう。

2021年1月4日JavaScript

JavaScriptで数値を操作できるようになりましょう。

数値を操作する

下の配列から合計が知りたいとしましょう。
そのような命令はJavaScriptにはないので、下のように作って上げる必要があります。

{
  const testResults = [100, 50, 20];

  let sum = 0;

  testResults.forEach(testResult => {
    sum += testResult;
  });

  const avg = sum / testResults.length;

  console.log(sum); //170
  console.log(avg); // 56.6666666666666
}

小数点部分を操作する

平均の小数点部分を変えたいときは、下の命令と組み合わせます。

  • Math.floor→切り捨て
  • Math.ceil→切り上げ
  • Math.round→四捨五入
  • avg.toFixed→小数点第何位までか指定する
{
  const testResults = [100, 50, 20];

  let sum = 0;

  testResults.forEach(testResult => {
    sum += testResult;
  });

  const avg = sum / testResults.length;

  console.log(Math.floor(avg)); //56
  console.log(Math.ceil(avg)); //57
  console.log(Math.round(avg)); //57(56.6が四捨五入されて57)
  console.log(avg.toFixed(4)); /56.6667

}

ランダムな整数の作り方

乱数を生成するには、次の命令を使います。
Math.random()
Math.random()は0以上1未満のランダムな数字が生成される命令です。
「ランダムな整数」をつくるには、少し計算を加える必要があります。

1未満の数値の最大値をかけ合わせても2を超える数値はできないので、
これを利用して整数をかけることで、ランダムな数値の上限を調整することができます。
たとえば、3をかけてあげれば、3未満のランダムな数値を作ることができます。

そしてMath.floorを使うことで、切り捨てられるので、整数が取得することができます。

0…nまでのランダムな整数を作り方

基本的に使う式は、次の通りです。

0…nまでのランダムな整数をつくりたい場合、次のような計算式を使います。

Math.floor(Math.random() * (n + 1);

最小値minから最大値maxまでのランダムな整数を作り方

最小値minから最大値maxまでのランダムな整数をつくりたい場合、次のような計算式を使います。

Math.floor(Math.random() * (max + 1 - min) + min

max + 1 -minは最大値を設定するための計算です。
最後のminを足すことで、最小値を設定しています。
max + 1は上の0…nまでの場合と同じです。そのあとに-minをするのは、最小値で+minを足しているからです。

サイコロのように1…6の数字を作りたいなら、次のようになるね。


  //Math.floor(Math.random() * (6(max) + 1 - 1(min)) + 1(min));
  Math.floor(Math.random() * 6 + 1);