WordPressとMCPをつなぐ場合は、AIへ見せる操作と、その操作を使えるWordPressユーザーの権限を合わせて決めます。接続できたことだけで、記事の公開・削除・設定変更まで許可したとは扱いません。
REST APIとMCPの入口を区別する
WordPressのREST APIへリクエストする構成と、MCP経由でツールを呼ぶ構成は、接続の仕組みが違います。MCPのアダプターを導入する場合は、必要なWordPressの版、依存する機能、対応する認証方法を確認します。
WordPressのMCP Adapterは、操作能力をMCPへつなぐ構成を提供しています。現行の導入条件と設定は公式MCP Adapterで確認してください。導入しただけですべての操作が公開されるとは考えず、実際のツール一覧を読みます。
最初は、試験用の下書きを読む操作に絞る
| 操作 | 確認する範囲 |
|---|---|
| 記事を読む | 公開済みだけか、下書きも読めるか |
| 下書きを作る | 本文・著者・分類と、作成した投稿ID |
| 既存記事を更新 | 対象IDと変更前の版を照合する |
| 公開・削除・設定変更 | 権限、対象、確認、戻す方法を別に持つ |
管理者アカウントをそのままAIへ渡す前に、必要な操作に合う利用者と接続を用意します。下書きを読む用途で、サイト全体の設定を変更できる権限は不要です。
AIの判断と、操作を許可する処理を分ける
「直すべきだ」というAIの回答は、更新の許可ではありません。対象投稿ID、いまの状態、変更する本文を照合し、承認された版だけを渡します。記事本文に含まれる指示が、実行権限へ混ざらない構成にしてください。
更新前の確認票
対象投稿ID:
変更前の版・本文:
変更する本文:
公開状態と予約日時:
実行できるユーザー:
戻すための保存先:
接続切れと、更新失敗を同じものにしない
応答が戻らなかった場合、WordPressでは更新済みの可能性があります。再実行する前に投稿IDで本文と状態を読み、同じ記事を新規作成していないかも確認します。
まず試験用サイトで読み取りと下書き作成を分けて確認します。MCPを使わない最小構成はREST APIによる下書き登録へ、実際の修正範囲の点検はWordPress Rescueへ進めます。