Nuxt.jsで動的なroutingを設定する方法

2021年6月25日Vue.js

Nuxt.jsで動的なroutingを設定する方法を紹介します。

Nuxt.jsで動的なroutingを設定する方法

動的なroutingを設定する方法には、二通りあります。

ファイル名に_をつける

上のように、pagesフォルダの中に、productsフォルダがあります。
その中に、「_id.vue」というファイルがあります。
このようにすることで、動的なrouteの設定がされたことになります。
URLは、products/のあとに、1でもfooでもbooでも何でもOKです。

フォルダに_をつける

こちらがもう一つの方法です。

フォルダに、_をつけて、その中にindex.vueファイルを設置することで上と全く同じ動的なrouteのパラメーターを設定することができます。

また、こちらの方法では、動的なパラメーターのあとに、さらに続けてパラメーターを設定したいときに管理がしやすくなります。

たとえば、次のようなことが可能です。

動的なパラメーターのあとに、さらに続けてパラメーターを設定する

上のように、_idフォルダのなかに、さらにdetails.vueというフォルダを作成します。
すると、products/id/detailsというurlでアクセスすることができます。
idの部分は動的に変化するので、idごとのそれぞれのdetailsを表示することができます。

template内でアクセスする方法

template内でアクセスするには、次のように、Vueの機能を使うことができます。

<template>
  <div>ID: {{ $route.params.id }}</div>
</template>

上の場合、動的なrouteがidなので、paramsのあとはidになります。
ここがたとえば、_userというフォルダを作成しているのであれば、$route.params.userになります。

id別ごとのページに遷移する方法

上のようなディレクトリ構造とします。

pages/products/index.vueに次のように記述します。

<template>
  <div>
    <h1>productsのindex.vue</h1>
    <input type="text" v-model="productId">
    <button @click="onLoadProduct">商品ページへ</button>
  </div>
</template>

ｖ−modelでproductIdという変数をセットして、入力された文字のIDを取得します。
そして、ボタンにrouterの設定をします。

<script>export default {
  data() {
    return {
      productId: ''
    }
  },
  methods: {
    onLoadProduct() {
      this.$router.push(`/products/${this.productId}`)
    }
  }
}</script>

上のようにすることで、リアクティブなproductIdが、v-modelによって取得されたIDを格納して、ボタンがクリックされることでonLoadProduct()メソッドでそのページに遷移することができます。