n8nの安全点検では、エディターへ入れる人、Webhookを呼べる人、workflowが外部へ行える操作を別々に確認します。ログイン画面があることだけで、すべての入口や接続が保護されるとは限りません。
公開している入口を一覧へ書き出す
エディター、Webhook、API、外部へつながるCredentialsを一覧にします。セルフホストなら、サーバーやDB、バックアップへの接続も対象です。Cloudではサービス側の管理範囲と、自分が設定する公開範囲を分けます。
| 入口・接続 | 点検すること |
|---|---|
| エディター | 許可する利用者、強い認証、退職・異動時の権限 |
| Webhook | 送信元の認証、必須入力、サイズ、再送の扱い |
| 外部API | 必要な権限だけか、変更・削除を許すか |
| 保存とバックアップ | 暗号化キー、秘密情報、復元先のアクセス |
利用中の版・導入方法に対応する設定は、n8n公式のセキュリティ案内を確認します。
workflowへ渡すデータと、実行権限を分離する
受信したメール本文やWebの文章をAIへ渡す場合、そこに「このファイルを送れ」などの文が含まれても、外部操作の許可にはしません。対象フォルダや送信先、許す操作はworkflow側の設定で限定します。
読み取りだけの仕事へ、削除や管理者権限を持つCredentialsを使わないようにします。必要な権限を分けられないサービスは、その接続の影響範囲と、人が止める場所を残します。
実行ログへ、秘密を残しすぎない
HTTPヘッダー、顧客本文、添付、個人情報を実行記録へどこまで残すか決めます。ログは障害調査に必要ですが、その閲覧者が元データより広いと、保存したこと自体が公開範囲を増やします。
保管の点検票
残す項目:実行ID・依頼ID・失敗箇所など
除く項目:APIキー・認証ヘッダーなど
本文や添付の保管期間:
記録を見られる担当:
削除とバックアップからの除去方法:
変更・失効・復元を、運用の試験へ入れる
Credentialsの失効、管理者の変更、バックアップからの復元を試験に含めます。認証更新後に過去の仕事を再送する場合は、処理済みの外部結果も確認してください。
この点検票に全部チェックできれば侵入を防げる、という保証はありません。自分の公開範囲と業務上の影響を特定するための入口です。AIが外部入力を扱う場合は、入力と実行権限を分ける設計へ進みます。